最近、Markdownを使っての文書作成が多くなっているがそれをpandocを使ってLaTeXなどの他の形式に変換してPDFとして配布するようになった。
Markdownの元文書中にPNGなどの画像は次の書式で挿入するがこのままではLaTeXなどに変換したとき、ぺーじをはみ出してしまう。
![代替テキスト](画像ファイル名)
Markdown中でCSSを使えばHTMLでは表示サイズを指定できるがLaTeXには反映されない。色々と検索した結果、Syntax for specifying image size #261でその解決方法を見つけた。HTML、LaTeXに対応した書き方は下記の通り。ファイル名指定に続けて幅と高さを指定する。
<div style="width:幅の値"> ![代替テキスト](画像ファイル名){width=幅の値 height=高さの値} </div>
たとえば、画像test.pngを幅を14cmで表示したときは次のように記す。
<div style="width: 14cm;"> ![画像です](test.png){width=14cm} </div>
これをpanicでLaTeXに変換すると、下記のようにfigure環境になり、代替テキストがキャプションに指定されます。これで意図したサイズで画像を表示できるようになる。
\begin{figure}[htbp] \centering \includegraphics[width=14.00000cm]{test.png} \caption{画像です} \end{figure}
なお、pandocで変換されたLaTeXファイルだけではコンパイルできないので別ファイルに\input{}や\include{}を使って取り込み、コンパイルします。