Raspberry Piにvsftpd 3.0.3をソースからインストール

Raspberry Piのvftp 2.3.5ではchrootがうまく設定できないのでソースからビルドしたその記録。(Qittaに投稿した内容を転記しました。)

ソースの取得と展開

ソースファイルを取得し展開そのディレクトリへ移動”ソースファイルを取得し、展開、そのディレクトリへ移動

# wget https://security.appspot.com/downloads/vsftpd-3.0.3.tar.gz
# tar zxfv vsftpd-3.0.3.tar.gz 
# cd vsftpd-3.0.3/

cryptに対するエラーを回避する

このままmakeすると下記エラーメッセージを表示し、ビルが失敗する。

sysdeputil.c:(.text+0xe0): `crypt' に対する定義されていない参照です
sysdeputil.c:(.text+0x100): `crypt' に対する定義されていない参照です

そこでvsf_findlbs.shにlibcryptの所在を記す。

# vim vsf_findlibs.sh

29行目に下記を追加

   locate_library /usr/lib/arm-linux-gnueabihf/libcrypt.so && echo "-lcrypt";

make

vsf_findlbs.shを保存終了後、makeし、インストールする。

# make
# make install

chrootの設定

chrootできるように設定ファイルを編集。

#vim /etc/vsftpd.conf
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list
allow_writeable_chroot=YES

vsftpdサーバを起動する

# /usr/local/sbin/vsftpd &

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