メモリを8GBに増設したMacBook Pro(Late 2008)、アプリケーションの起動などが遅く感じられてしまうようになってしまった。OSをクリーンインストールしようと思ったがちょっと当たり前すぎるし、早くなるか疑問だったのでSSD化することにした。ただし、HDDはそのままでExpressCard/34スロットにWintec 3FMS4D48M-WR 48GB SSDを挿入し、起動ディスクにするという方法を採った。こうすることでHDDの内容はそのままでよいので移行が簡単だ。
次の手順で新しい環境を作った。
- SSDにSnow Leopardをインストール
- 既存ユーザと同じユーザの登録
- 新規ユーザのホームディレクトリを内蔵HDDの同盟ユーザのホームディレクトリへのシンボリックリンクに変更
- 内蔵HDDでSSDに入れないディレクトリへのシンボリックリンクをSSD内に作る
- Snow Leopardの更新
- ドライバ類のインストール
Wintec 3FMS4D48M-WR 48GB SSDへのOSのインストールはSnow LeopardのインストールDVDがうまく読めなくなったしまったのか、なぜだか一回では成功せず、不要なプリンタドライバの選択を外して三度目に成功した。
OSのインストール後、普通ならTime Machineなどからユーザファイルをリストアするのだが、今回はそれはせずに以前と同じユーザを登録し、そのユーザのホームディレクトリを既存HDDのユーザのホームディレクトリへのシンボリックリンクに差し替えた。
SSDの容量が大きくないので使用頻度の高いアプリケーションはSSD内にインストールし、それ以外はHDDに残し、シンボリックリンクなどでディレクトリ構造に矛盾が生じないようにした。
SSD化したことにより、OSやアプリケーションの起動は確実に速くなった。これで少しはストレスを解消できた。
全く使っていなかったExpressCardスロットがこんな場面で生きてきた。現行のMacBook ProはExpressCardスロットの代わりにSDカードスロットになっているがこのスロットからOSは起動できるのだろうか?